SSI のテクノロジー

従来のカッターおよびスペーサーのロック方式では、稼働中に徐々に緩みが発生しやすく、頻繁なメンテナンスや損傷リスク、性能低下につながることが課題でしたし、この仕組みを維持するためには、定期的で手間のかかる調整が必要になります。

SSIはこの問題を解決するために、特許取得済みの Advanced Cutter Locking System（ACLS）技術を開発しました。 ACLSは、カッターとスペーサーをシャフトに強固に固定し、運転中の緩みを徹底的に防止します。

シャフトねじを使用しないACLSのプリロードハブアセンブリは、分割式ロッキングリングで固定された複数のボルトを順番に締め付けることで、カッタースタック部に約100,000ポンド（45,000kg）の強力な荷重を加えます。 これは一般的なねじ式ナット構造が提供できる10,000〜15,000ポンド（4,500〜6,750kg）の約850％に相当する大きな力です。

このプリロード技術により、カッタースタックはより強固かつ安定し、カッター性能の向上と、シャフト損傷・破損リスクの大幅な低減が実現します。
また、ACLSはカッタースタックの頻繁な締め直し作業を軽減するため、オペレーターやメンテナンス担当者にとって大幅な時間短縮とコスト削減につながります。

詳しくは、以下の動画で解説している ACLS™ Advanced Cutter Locking System をご覧ください：
SSI Technology - ACLS™

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すべてのSSIシュレッダーには、必要に応じて自動的に操作方向を逆にする高度な制御機能が装備されています。この機能は材料の向きを変えるのに役立ち、機械が材料を効率的につかんで処理する能力を高めます。

あらかじめ設定された回数を試しても材料を処理できない場合、制御装置は自動的にシュレッダーを停止し、シュレッダーホーンが鳴って機械が停止したことを知らせます。

当社の電気式および油圧式ドライブが逆転にどう対応するかについて詳しくは、「SSIテクノロジー-電気ドライブ」および「SSIテクノロジー-油圧ドライブ」という有益な動画をご覧ください。

SSIの産業用シュレッダーは、オンライン稼働の信頼性を最大限に高め、逆に異物の混入による汚染を最小限に抑えるよう精密に設計されています。その中核となるのが、SSI独自の破砕室（カッティングチャンバー）設計です。処理される材料からベアリングやシールを戦略的に隔離することで、シール損傷を防ぎ、シュレッダーの耐久性を高めています。



各SSIシュレッダーには破砕室の両端にはフォールスエンドプレート（偽のエンドプレート）と呼ばれる革新的なスプラッシュプレートが搭載されています。
これらのスプラッシュプレートにより、破砕された材料がベアリングやシール部へ侵入するのを防ぎ、シールの保護効果を高めてシュレッダーの耐久性を大幅に向上させています。

さらにスプラッシュプレートに隣接する位置には、丸いフックのないカッターを配置しています。 これにより、スプラッシュプレートの壁面に直接カッターが当たるのを防ぎ、摩耗や破損のリスクを大幅に低減しています。オーバーサイズのスペーサーとスプラッシュプレートの開口部との間に精密に計算されたクリアランスにより、一層の保護機能を実現しています。


最小限の異物混入と最適なオンライン稼働の信頼性を必要とするアプリケーションのために、SSIのシュレッダーは、スプラッシュプレートとエンドプレート間に特別なスペースを設けて設計されています。この空間は底が開いているため、スプラッシュプレートを通過した材料は床に落ち、これによりシュレッダーシールを保護します。

また、ラビリンスシール、テフロンシール、その他お客様のニーズに合わせたカスタム設計など、高度なベアリング共にご相談が可能です。

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SSIの産業用破砕機や特にアドバンストの２軸破砕機には、電動・油圧両方の駆動方式をご用意しています。当社のダイレクトドライブシステムは、高効率で力を均等に伝達する遊星ギアボックスを採用し、最適なパフォーマンスを発揮するよう設計されています。

このギアボックスは、タイヤ破砕のような高負荷のシュレッダー用途に不可欠な減速とトルク増幅の両方を提供します。 SSIシュレッダーの大きな特長のひとつが、遊星ギアボックスを駆動シャフトに直接組み込む独自設計です。
これにより、駆動システムがシンプルになるだけでなく、複数の標準ギア比に対応できる柔軟性も備えています。

この柔軟性によって、オペレーターは現場でのニーズに応じて速度とトルクの組み合わせを容易に調整でき、さまざまな処理条件に適応できます。
さらに、当社のシュレッダーの重厚なフレーム構造が駆動系コンポーネントを強固に支え、かかる負荷に対し優れた耐久性と長期的な信頼性を実現しています。

さらに、当社のシンプルな2ギアドライブトレインは、点検が簡単で効率的なクイックアクセスギアボックスカバーにより、メンテナンスが容易なように設計されています。対照的に、他のシュレッダーによく見られる間接駆動システムは、油圧モーターまたは減速機を機械的カップリングを介して入力シャフトに接続します。


 この方式は4〜5段の複雑なギアトレインを必要とすることが多く、力の偏った伝達やコンポーネントの不均一な摩耗、全体効率の低下を引き起こす場合があります。さらに、大型ギアの使用やアクセスの困難なギアボックス構造により、保守作業にかかる時間とコストが増加する傾向にあります。

以下の動画で、SSIの電動・油圧ドライブの詳細や、逆転時の動作特性についてご覧いただけます：

SSI Technology – Electric Drives

SSI Technology – Hydraulic Drives

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SSIの低速技術を採用したシュレッダーは、多くのメリットを提供します。SSI独自のオートリバースや衝撃負荷保護機能と組み合わせることで、鉄金属を含む幅広い材料を効率的に処理できます。

今日、多くの処理業者にとって消費電力は重要な要素です。SSIの機械は、用途に応じたドライブ構成により消費電力を最小化するよう設計されています。また、ピーク電流による負担が発生する地域向けに、低電圧始動オプションも提供しています。

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低速設計により、SSIシュレッダーは高速度機械に比較して、衝撃音や大量の粉塵を発生させません。振動も最小限で、構造への負荷や部品損傷のリスクを抑えられます。そのため、特別な基礎工事を必要とせず、設置が容易です。

さらに、消耗部品の摩耗面積を大きく設計しており、低速での運転と組み合わせることで長寿命・低ダウンタイムを実現しています。圧縮梱包物や大型・鉄分混入材料も特別な前処理なしに処理可能で、多様な高速機器の前処理用シュレッダーとしても最適です。SSIの低速設計には、下流設備への低量供給できるプログラム可能な処理制御も組み込まれています。

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SSIの特許取得済であるラムアシスト技術は、材料をシュレッダーに直接押し込むことで、カッターフックが確実に材料を捉え、効率的に破砕処理できるよう設計されています。ドラム缶、プラスチック、鋼材、繊維、さらには木製パレットや建設廃材（C&D）など、扱いにくい素材でも、SSIのラムアシストは卓越した性能を発揮します。

油圧式または空圧式で駆動するこのシステムは、カッターが噛み込みにくい材料をしっかりと接触させて維持し、最大効率での破砕を実現します。従来のシュレッダーに見られる単純なプランジャーとは異なり、SSIのラムアシストはシュレッダーの制御と高度に連動されています。必要に応じて力を自動的に調整し、最適な圧力と時間で材料をカッターに接触させるため、効率的な破砕作業を可能にします。

この高度なシステムは自動または手動で操作が可能です。カッターにかかる負荷を検知しながら、必要に応じてラムを伸縮させ、処理能力を最大化します。さらに、垂直・水平いずれの投入システムにも対応するラム構成を用意しており、産業用シュレッダーでの高性能・高信頼性の実現に欠かせない要素です。タイヤ破砕や大型プラスチック処理など、あらゆる用途でラムアシストが性能向上を支えます。

ラムアシストの詳細は、こちらのビデオでご覧いただけます。

SSIの革新的なスクリーン設計は、単に粒度を正確にコントロールするだけでなく、破砕プロセスそのものを効率化するよう設計されています。弊社の産業用シュレッダーのスクリーンは、回転するカッターシャフトと同心に配置されており、カッターがスクリーン面と効果的に相互作用することで、材料を引き裂き、分離する処理効率を大幅に向上させます。

例えば、タイヤ破砕の用途では、スクリーンとカッターの相乗効果により、埋め込まれた金属ビードやサイドウォールワイヤーを効率的に分離し、その後の処理に適した状態に整えます。

SSIのシュレッダースクリーンは、設置・メンテナンスのしやすさも重視して設計されています。スクリーンを取り付ける際は、シュレッダーのエンドプレートを外し、スクリーンをスライドさせて高さを調整し、カバーを戻すだけで完了します。スクリーンはカッターシャフトに精密に合わせて設計されており、スクリーンとカッター間のクリアランスを調整することで、最適な破砕性能を実現できます。

SSIの二軸シュレッダーは高い破砕効率を発揮するだけでなく、ユーザーフレンドリーで、ダウンタイムやメンテナンスの手間を最小限に抑えられます。

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SSIでは、従来の電動・油圧駆動システムの性能をさらに向上させるために、SmartDrive®テクノロジーを開発しました。SmartDrive®を搭載することで、従来の電動駆動アプリケーションでも、これまでにない効率とパワーを発揮できます。

さらに、一部の油圧駆動アプリケーションでは、油圧を使用せずに運転可能となり、よりコスト効率の高いシンプルなソリューションを提供します。

この先進技術はSSIの全ての電動駆動シュレッダーに対応しており、タイヤ破砕や２軸破砕を含む、幅広い破砕用途で優れた性能を発揮します。

最新のACドライブ技術を活用することで、SmartDrive®は運用効率を最大化しつつ、運転コストを大幅に削減します。最も過酷な材料を処理する場合でも、破砕プロセスを最適化したい場合でも、SSIのSmartDrive®テクノロジーは信頼性が高く、高性能な選択肢を提供し、業界の新たな基準を打ち立てます。

詳細はビデオ「Technology: Electric Drives」でSmartDrive®についてご覧ください。

SSIのSmartFeed™は、２軸駆動式産業用破砕機における材料処理を最適化するために開発された特許技術です。２軸、３軸、４軸など幅広い機種に対応しており、従来「処理不可能」とされていた難しい材料でさえ効率的に破砕することが可能です。

この先進技術により、SSIの２軸シュレッダーの性能はさらに向上し、タイヤ破砕、廃棄物処理、その他さまざまな産業用途に最適なソリューションとなります。

SmartFeed™の詳細は、ビデオ「Technology: SmartFeed™」でご覧ください。

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多くの産業用シュレッダーはオートリバース機能を標準装備していますが、すべての機械が電動駆動向けの真の衝撃負荷保護を備えているわけではありません。SSIでは、電動駆動シュレッダーにこの重要な技術を標準装備として組み込んでいます。

非破砕物などの衝撃負荷が発生した場合、Severe Shock Protection（SSP） 技術が増加したトルクを直接ドライブトレインに伝えないように制御します。この革新的な機能により、カッター、シャフト、ドライブトレインなどの主要コンポーネントを保護し、損傷のリスクを大幅に低減します。結果として、重要部品の寿命を延ばし、シュレッダー全体の信頼性と耐久性を向上。操業をスムーズかつ効率的に継続できるよう支えます。

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当社のテクノロジーをご覧ください： 詳しくはSevere Shock Protection™のビデオをご覧ください。

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