廃棄物に第2の人生を-COR(City of Roses) ディスポーザル&リサイクル社のSSI前処理破砕機PRI-MAXを使った取り組み
COR社はSSIシュレッディング・システムズ社のPRI-MAX前処理破砕機を使用することで、ポートランドでの廃棄物処理を効率化し、廃棄物に第二の命を与えています。
オレゴン州ポートランド - 2025年2月1日
COR社では廃棄物を単に廃棄するのではなく、SSIシュレッディング・システムズ社の革新的な技術と持続可能性への取り組みにより、新たな姿へと生まれ変わらせています。
COR社の創業者であるアル・シンプソン氏は、ポートランド市整備局でフルタイム勤務をしながら自宅を担保にして資金を調達し、ダンプスター1台とトラック1台で会社を立ち上げました。それから30年近くが経った現在、同社の事業は飛躍的に拡大しました。
2014年には最初の資源再生施設(MRF)を開設し、同社にとって重要な節目を迎えた。この6,000平方フィート(約168坪)の施設は、現在の廃棄物中継ヤードを含む10万平方フィート(約2810坪)規模の施設への道を開いたのです。
「2019年に現在のこの施設を取得しました。この成長過程で、年間処理量は約1万トンから、今年は約13万トンに達する見込みです」とCOR社(旧シティ・オブ・ローズ社)の最高執行責任者であるアル・シンプソンは述べた。
この事業の中核をなすのは資源再生施設のMRF(Material Recycling Facility)であり、リサイクルや再利用のための材料を選別することです。
「湿式処理場では、通常キッチンから出るような一般廃棄物が持ち込まれます」とCORの監督者ユアン・テック・ヤー氏は説明した。
「もう一方の乾式処理場、いわゆる資源再生施設(MRF)には主に建設廃棄物や解体廃棄物が搬入されてきます」
SSIの前処理破砕機PRI-MAXなど最新鋭の設備は、選別システムの手前で廃棄物を処理しやすくするためのサイズに破砕します。SSIは産業用シュレッダー及び破砕ソリューションの設計・製造において世界をリードする企業です。
建設廃棄物や家庭ごみなどの材料を破砕することは、現代の廃棄物管理において極めて重要な工程です。
破砕することにより嵩張る材料を減容し、貴重なリサイクル資源を廃棄物から分離し、次の処理工程へ進むことができます。資源再生施設(MRF)では破砕処理によりリサイクル効率を高め、回収された材料を通して更なる経済的価値を生み出すことができます。
「PRI-MAXでは特に処理しやすい材料サイズに変えるだけです。そして、その材料はコンベヤを通って選別ラインへと運ばれ、そこにはあらゆる選別機が設置されています」とシンプソン氏は述べた。
「私たちのところには金属、木材、段ボールなどを回収する作業員が約12名います」とユアン・テック・ヤー氏は語ります。
これらの材料は二次加工業者に送られ、新しい製品へと生まれ変わります。
CORの使命は、単なる廃棄物処理だけにとどまりません。
同社はBコーポレーション認証企業として、事業運営のあらゆる面で持続可能性を重視しています。2023年にはオレゴン州初、電気式のごみ収集車を導入し、環境に優しい取り組みにおける革新者としての地位を確固たるものにしました。
「あらゆる材料に居場所を見つけることが、私たちの目標であり使命です」とアルは語る。「私たちは常に革新を第一に考えています。どうすれば物事を変えられるか?どうすれば現状に挑戦できるか?」
循環型経済の構築に取り組むCORディスポーザル・リサイクル社は、廃棄物管理だけにとどまらず、その可能性を常に考えて行動しています。ささやかな創業から持続可能なソリューションのリーダーへと成長したCORは、材料一つ一つを大切に扱いながら、ポートランドの環境の未来を再構築する一翼を担っています。
SSIシュレッディングシステムズ社がCOR社のシステムにおいて果たす役割について詳しく知りたい方は、動画をご覧ください。
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