10/16/2024

セメント燃料のタイヤ破砕

トロンメルスクリーンシステムで廃棄物をタイヤ由来燃料(TDF)へエネルギー変換します。

セメント燃料のタイヤ破砕
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2軸破砕機® M120にトロンメルスクリーンシステムを搭載し、タイヤ破砕の工程を効率的に処理します。廃棄タイヤをエネルギーに変換する、コスト対効果に優れ、省スペースなソリューションを提供します。

セネガルは他の西アフリカ諸国と同様、急速な都市開発と経済成長の時期を迎えている。天然資源に恵まれたこの地域では、拡大する産業の需要に応えるため、資材の生産が増加している。セネガルにおける石灰岩の豊富な埋蔵量と高い需要が、セメント産業の有機的な拡大をもたらしています。

セメント製造における主要工程の一つは、粉砕した石灰石をキルンで加熱し、クリンカー、「焼塊(しょうかい)」とも呼ばれる中間生成物を焼成します。クリンカー製造に必要な膨大な熱量を発生させるため、キルンは石炭で過熱されます。石炭焚きキルンのコストと炭素排出量を削減するため、クリンカー工場ではタイヤチップまたはタイヤ由来燃料(TDF)を補助燃料源として使用しています。

Dual-Shear® M120 with trommel screen processing truck tires.
2軸破砕機® M120にトロンメルスクリーンシステムを搭載してトラックタイヤを処理

この拡張施設の設計にあたり、レ・シモン・デュ・サヘルは中国を拠点とするエンジニアリング企業であるCBMI建設株式会社(CBMI)と提携した。CBMIは廃棄物エネルギー化および発電プラント向けのソリューション開発において60年以上の実績を有しております。

タイヤは高炭素鋼を素材とし細いワイヤーを複数本より合わせた高い強度と同時に追従する柔軟性のある高張力鋼線を埋め込んだ厚いゴムトレッドのため、非常に破砕が困難な材料です。長期的な成功のためには、十分な大きさの投入口、特化した専用の内部部品、そして十分な出力を備えた破砕機が必要となる。 更に困難を増加させる要因として、タイヤには土や砂などが高濃度で含まれることがあり、これらは刃物や選別装置のスクリーン摩耗を加速させます。

最適な解決策を見出すため、CBMIは米国に拠点を置く破砕機メーカーであるシュレッディング・システムズ社(SSI)に協力を要請しました。SSIは数十年にもわたってタイヤ処理システムの設計と実績を上げてきているメーカーです。稼働条件や予算を考慮した上で、SSIはトロンメルスクリーン付きの2軸破砕機M120を設計し製造しました。SSIは90年代半ばからトロンメルシステムの設計製造実績があり、このシステムに確信を持っていました。

「トロンメルシステムは、TDFラインの導入を検討している企業にとって優れた選択肢です」とSSIのアジア営業部長 リッチ・エリスは説明します。「コスト効率に優れ、メンテナンスが容易で、設置面積が小さく、高品質の燃料チップを生産できる選択肢です」

Inside the cutting chamber of the M120.
M120破砕機の内部

トロンメルは回転ドラム式スクリーンであり、破砕機から排出されたタイヤの破砕片を取り込みます。スクリーン上のフィンガーと呼ばれる爪が破砕片を再循環させ、重力によって破片が破砕室へ落下するまで保持します。破砕片が所定のサイズに達すると、スクリーンを通過してコンベアへ移送されます。トロンメルシステムは設計上、回転中のスクリーンから土砂が容易に排出されるため、土砂や砂の含有量が高い材料の稼働条件下では特にその能力が発揮されます。

トロンメルシステムでは、スクリーンが破砕室から離れているため、材料が自由にスクリーン上に落下することができます。その結果、きれいな状態の破砕タイヤ片が焼却炉へ投入されることになるのです。スクリーンを内部に設置された破砕機では、スクリーンと刃物間の最小クリアランスにより、タイヤチップが摩擦により金属ワイヤーがほつれ出てきます。この擦り洗い作用は、金属回収用途においてはゴムからワイヤーを分離するのに有効ですが、TDF生産においてこのプロセスは望ましくありません。

ほつれ出たワイヤー同士が絡み合い、そこにタイヤ片が固まって塊を形成します。

こうした塊状のタイヤチップは焼却炉への供給が困難で、システムの速度低下や途中で詰まりを発生される原因となります。

トロンメルシステムは、振動スクリーンシステムと比較しても、はるかに経済的で省スペースなソリューションです。レ・シモン・デュ・サヘル社のトロンメルシステムは、複数のコンベアや広い床面積を必要とせず、施設の隅にぴったりと収まり、破砕機本体の設置面積よりわずかに大きい約300平方フィート(約28平方メートル)の床面積のみ占めるのみでした。

コンパクトなサイズでもそのパワーは小さくありません。全電圧始動方式の電動モーターを搭載した250馬力の2軸破砕機M120は、1時間に6トンの混合自動車タイヤおよび大型トラックタイヤを破砕可能にします。業界をリードするSSIの技術で構築された低速・高トルク設計のM120は、タイヤ破砕の課題を容易に解決できるのです。

トロンメルシステムは、使用済みタイヤなどの廃棄物を燃料源として変換する有効な解決策であり、セネガルなどの新興市場における企業に対し、信頼性が高く経済的な破砕ソリューションを提供することは、持続可能な都市と産業の発展に欠かせない重要な要素なのです。

Truck tire after shredding.
破砕後のトラックタイヤ

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